
パフェは、アイスクリームやフルーツなどの素材を
贅沢に使って作られるスイーツです。
パフェグラスと呼ばれる美しい形のガラスの器に、
彩りよく季節の素材を盛りつけていきます。
味わいだけでなく、見た目もたいへん豪華です。
まさに完成されたスイーツです。
それもそのはずです。「パフェ」という名称は、
フランス語で「完成」を意味するからです。
英語の「パーフェクト」に当たる言葉ですから、
完全無欠のスイーツなのです。
フランス料理における芸術性は広く知られていますが、
スイーツにもそれが体現されています。
そうしたフランスの伝統的な食の芸術至上主義は、
「オート・キュイジーヌ」と呼ばれています。
フランス語で「至高の料理」という意味です。
パフェにもその真髄が生きているのです。
一切の妥協を許さず、最高水準を追求する精神が、
パフェには感じられます。
そのため、時間と手数をかけた重厚なスイーツへと
発達してきました。
そのフランスのパフェの対極にあるスイーツが、
日本の和菓子ではないでしょうか。
圧倒的な豪華さがパフェの魅力であるのに対して、
引き込まれる繊細さが和菓子の魅力です。
とくに「練り切り」は、白餡を練った和菓子ですが、
豊かな季節感と抒情性が表現されています。
手の平に乗るほどの小さな菓子の中にも、
日本の美意識が凝縮されているのです。
それもまた完成された美しさを持つ菓子ですから、
「練り切り」は日本のパフェとも言えます。