2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ポルチーニはイタリアのキノコです。 イタリア語で「子豚ちゃん」を意味します。 丸みを帯びた姿が子豚を連想させる愛嬌のあるキノコです。 濃厚な香りを活かしてパスタやリゾットに使われます。 日本では生のポルチーニを手に入れることは難しいのですが 乾…
リゾットはイタリアのお粥です。 イタリア語で「リゾ」はお米を意味します。 「オット」は親しみを表わす接尾語です。 ですからリゾットを日本語にすると「お米さん」になります。 何だか「お粥さん」に似た表現ですね。 イタリアのお粥といっても日本のお粥…
ミルク粥にチーズを乗せてオーブンで焼いた料理があります。 ドリアといいます。 もっと正確にいえばライスグラタンという料理です。 マカロニグラタンのマカロニの代わりにご飯を使ったグラタンと いえばわかりやすいでしょうか。 ドリアという名称から察す…
私が子どもの頃に食べてみたいと思ったお粥はミルク粥です。 ミルク粥は牛乳粥とも乳粥ともいいます。 お釈迦さまが悟りを開くときの話にこのミルク粥が出てきます。 こんな話です。 お釈迦さまは出家後6年にも及ぶ厳しい修行を積みました。 生死をさまよう…
雑炊は野菜や魚介類などと一緒にお米を柔らかく炊いた料理です。 一般には鍋料理の最後にご飯を入れて仕上げるものと思われていますが、 それだけが雑炊ではありません。 きちんと出汁を取ってお米からじっくり炊き上げる雑炊もあります。 雑炊は「増水」が…
お粥のことを関西ではお粥さんと呼びます。 発音は「おかゆさん」よりも「おかいさん」に近いようです。 さん付けで呼ばれるのはお稲荷さんと同じように 庶民的に親しまれているからです。 お粥さんは消化によく体も温まります。 風邪のときや胃腸が弱ってい…
お稲荷さんとは稲荷寿司のことです。 甘辛く煮た油揚げの中に寿司飯を詰めたお寿司の一種です。 さん付けで呼ばれるのはそれだけ親しまれているということですが、 どうしてお稲荷さんと呼ばれるようになったのでしょうか。 お稲荷さんの名前は稲荷神に由来…
落語に「ミョウガの宿」という演題があります。 こんな話です。 あるところに欲の深い夫婦が営む旅籠がありました。 部屋は汚く飯も不味いので泊まる客はめったにありませんでした。 あるとき身なりのよい旅人が一夜泊まることになりました。 見ると大きな荷…
昔からミョウガを食べると物を忘れるという言い伝えがあります。 本当なのでしょうか。 ミョウガには記憶力を低下させるような成分は含まれていません。 科学的な根拠のない言い伝えです。 迷信と言ってよいでしょう。 ではなぜこのような言い伝えが生まれた…
ミョウガはショウガとともに中国大陸から日本に伝わりました。 香りの強いショウガが「兄の香(せのか)」と名づけられたのに対して 香りの穏やかなミョウガは「妹の科(めのか)」と名づけられました。 いつしか「せのか」がショウガと呼ばれるようになり、…