おいしいことば

四季の料理と食材は美しい名を持っています。おいしい食べもののおいしいことばを探してみましょう。

なぜイースターには卵なのか

イースターは、キリスト教のお祭りです。

復活祭とも呼ばれます。

 

春分の後の最初の満月の次の日曜日と定められています。

日本ではちょうど春休みの時期に当たります。

 

イースターといえば彩色された卵がつきものです。

イースターエッグと呼ばれています。

 

赤い卵が基本ですが、最近は色とりどりに塗られます。

卵型のお菓子で代用することもあります。

 

なぜイースターには卵なのでしょうか。

その起源については諸説があります。

 

卵は動きませんが、そこから新しい生命が誕生します。

それが生の復活を象徴しているという説が有力です。

 

また、赤い色はキリストの血を表しています。

これも生命の象徴です。

 

ところでイースターエッグを運んで来るのは野ウサギです。

イースターバニーと呼ばれます。

 

サンタクロースが子どもたちに贈り物を届けるのと同じです。

ドイツの伝承を起源としています。

 

イースターバニーの歴史はイースターエッグよりも浅く、

あまり知られていない地域もあります。

 

イースターのご馳走だと勘違いされることもあります。

イースターバニーはウサギ料理ではありません。

 

たしかに、感謝祭のターキーは食べられます。

ハロウィーンのパンプキンも食べられます。

 

しかしイースターバニーは食べものではありません。