おいしいことば

四季の料理と食材は美しい名を持っています。おいしいことばを探してみましょう。

2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

田んぼで捕れないのに「田鶏」と呼ばれる中華料理の食材とは何か

中華料理は食材の種類が多いことで知られています。 机と椅子以外、四本足のものは何でも食べるそうです。 珍しい食材を使うことも少なくありませんが、 「田鶏」と呼ばれる食材もその一つです。 正確な中国語の発音はわかりませんが、 「ティエンチー」と読…

昔はいくらでも田んぼで捕れた美味しい食材 その3 イナゴ

田んぼから姿を消してしまった生き物は、 ドジョウやタニシだけではありません。 稲刈りの季節に田んぼでよく見かけたイナゴも、 今は少なくなりました。 イナゴは稲の害虫ですが、貴重なタンパク源でもあり、 昔から食用とされてきました。 佃煮にして食べ…

昔はいくらでも田んぼで捕れた美味しい食材 その2 タニシ

希代の美食家として知られた北大路魯山人は、 肝吸虫が原因で亡くなりました。 肝吸虫は、淡水の魚介類を宿主とする寄生虫です。 ヒトの体内に入ると肝硬変を引き起こします。 北大路魯山人はタニシが大好物だったそうです。 しかも生煮えを好んで食べていま…

昔はいくらでも田んぼで捕れた美味しい食材 その1 ドジョウ

島根県の民謡「安来節」は、ドジョウすくい踊りの 歌としてよく知られています。 歌に合わせてザルでドジョウをすくう滑稽な踊りは、 宴会の御座敷芸の定番です。 ドジョウは、流れの緩やかな小川や湖沼や水田の 泥底に生息しています。 実際にザルですくっ…

小ブナの甘露煮が稲刈りの季節と重なる理由

長野県の佐久地方では、昔からコイの養殖が盛んですが、 現在では小ブナの養殖も盛んです。 清冽な湧き水を利用してコイの養殖が始まったのは、 江戸時代のことです。 起源については諸説がありますが、大阪から「淀鯉」が 導入されたという説が有力です。 …

水田ほど生態系に優しい農法はないけれど

稲作は弥生時代に日本に伝わりましたが、 水田という農法も同時に伝わりました。 昭和初期に静岡県で発掘された登呂遺跡は、 日本最古の水田の遺跡です。 区画整備された水路や農機具などが出土し、 当時の集落の暮らし振りがわかります。 もちろん稲は水田…