おいしいものを食べるとき「頬っぺたが落ちるほどおいしい」といいます。
よく考えるとすごい表現ですね。
実際に落ちている人は見たことありませんが。
幼児が両手で頬っぺたを押さえる仕草をすることがあります。
もちろん大人が教えるのでしょうが可愛らしいですね。
韓国語にもおいしさを表わすユニークな表現があります。
「隣で一緒に食べている人が死んでも気づかないほどおいしい」というそうです。
これもすごい表現ですね。
夢中になって食べている様子がうかがえます。
イタリアでは頬に人差し指を当ててクルクル回します。
よく知られている仕草です。
実際は子どもがすることが多いそうです。
大人がするとちょっと大袈裟すぎる感じです。
場合によっては皮肉に取られるかもしれません。
もう一つイタリアで見かけるおいしい身振りがあります。
口に指先を当てて、ゆっくり手を宙に開くような仕草です。
まるで口からおいしさがあふれ出るような表現です。
感極まった感じがよく表されています。
料理を作った人はきっとうれしいと思います。
イタリア人はおいしいものを心から愛する国民です。
イタリア料理が発達した理由もそこにあるのだと思います。
パスタもピッツァもおいしいわけですね。