チョリソーは香辛料を加えたソーセージです。
スペインで生まれました。
豚の赤身肉を挽くのではなく細かく切って作ります。
燻製にせずに自然乾燥させるのが特徴です。
辛いと思われがちですが本場スペインのチョリソーは辛くありません。
赤く見える香辛料は唐辛子ではなくパプリカです。
唐辛子を入れるようになったのは中南米に伝わった以降のことのようです。
今ではすっかり中南米の食文化に定着しています。
日本に伝えられたチョリソーはメキシコを経由したものです。
そのため辛いソーセージという印象が強いようです。
メキシコ料理ではトルティーヤに巻いて食べることが多いそうです。
トルティーヤはトウモロコシ粉の生地を焼いたものです。
トルティーヤに様々な具を巻いた料理をタコスといいます。
トルティーヤは小麦粉で作ることもあります。
小麦粉のトルティーヤで具を巻いた料理をブリトーといいます。
いずれもチョリソーが味のアクセントとして欠かせません。
スペインにはもう一つモルシーリャというソーセージがあります。
豚の血を使ったソーセージ、いわゆるブラッドソーセージの一種です。
ブラッドソーセージはスペインに限らずヨーロッパではよく食べられています。
ただし独特の風味があるので好みは分かれます。
おそらくチョリソーがメキシコに伝わったときに
モルシーリャも伝わったのではないかと考えられます。
しかしメキシコ料理には定着しなかったようです。
チョリソーほど有名にはなりませんでした。
理由はわかりませんが、やはり好みが分かれるtためでしょうか。