七夕の朝早く里芋の葉に溜まった朝露を集める風習があります。
その露で墨を擦り習字をすると字が上達すると言い伝えられています。
古くはその墨で梶の葉に恋の歌を書いて川に流したそうです。
梶の葉が船の舵となって天の川を渡り恋の歌を届けると信じられていました。
昔の人はロマンチックですね。
ところで七夕に食べるものといえば何でしょうか。
夏の季節の行事は七夕の他にもいろいろあります。
たとえば半夏生にはタコを食べます。
土用の丑の日にはウナギを食べます。
七夕に食べるものというとすぐに思いつくものがありませんが、
地域によっては素麺を食べる習慣があるそうです。
素麺を糸に見立てて裁縫が上手になることを願って食べるそうです。
天の川のように素麺を流れるように盛り付けます。
なかなか風流ですね。