南瓜(かぼちゃ)はアメリカ大陸原産の野菜です。
日本にはポルトガル人によって16世紀に伝えられました。
もちろんポルトガルからわざわざ運んできたわけではありません。
カンボジア産のものが日本に持ち込まれたそうです。
そのため「カボチャ」と呼ばれるようになったと伝えられています。
今ではほとんど使いませんが昔は「唐茄子」や「南京」という呼び方もありました。
昔から女性が好きな食べものを「イモ、タコ、ナンキン」というそうです。
マスオさんが「唐茄子もらったよ」というのを聞いて
サザエさんが「ボーナスもらったよ」と勘違いするという話です。
嬉しさのあまりサザエさんが躍っていました。
さすがおっちょこちょいのサザエさんです。
一般に英語ではパンプキンといいますが、北米ではちょっと違います。
オレンジ色に熟する南瓜だけをパンプキンと呼びます。
ハロウィーンのお化けに使われるあのオレンジ色の南瓜です。
英語でジャック・オ・ランタンといいます。
食べものを飾りに使うなんてもったいないと思わないでください。
ハロウィーンに使われるパンプキンのほとんどは食用ではありません。
鑑賞用に栽培される品種で食べてもおいしくないそうです。
日本の南瓜のように皮が緑で果肉が黄色のものはスクワッシュといいます。
国内で栽培している南瓜の多くはじつは日本南瓜ではなく西洋南瓜です。
ほくほくした食感と甘みが特徴です。煮物や天ぷらにするとおいしいです。
おいしい南瓜を食べるとサザエさんでなくても踊り出したくなります。