カルボナーラはイタリア語です。
炭焼き職人を意味する「カルボナイオ」に由来します。
パスタにかけられた黒コショウが炭の粉に見えるので名づけられました。
カルボナーラはもともとローマ料理です。
ベーコン、卵、チーズ、生クリーム、塩、コショウで作ります。
本場のカルボナーラは生クリームを使わないともいわれています。
またベーコンではなくグアンチャーレを使うことが多いようです。
グアンチャーレは豚の頬肉の塩漬けです。
燻製したベーコンとはまた違った風味があります。
チーズはパルミジャーノ・レッジャーノだけではありません。
ペコリーノ・ロマーノも使われます。
ペコリーノ・ロマーノは羊の乳のチーズです。
ローマの近郊で伝統的に作られてきました。
ところで童話のシンデレラはイタリア語で「チェネレントラ」といいます。
「チェーネレ」はイタリア語で灰のことを意味します。
日本語でも「灰かぶり姫」として紹介されています。
シンデレラは継母に虐げられて毎日召使のように働かされました。
いつもかまどの灰で汚れた姿をしていたのでチェネレントラと呼ばれました。
もしカルボナーラに黒コショウではなく白コショウが使われたら
カルボナーラはチェネレナーラと呼ばれたかもしれません。