中華料理の高級食材です。
ヒレ以外の身も昔から食材に用いられてきました。
主に蒲鉾やはんぺんなどの原料になります。
サメの身には尿素が多く含まれています。
鮮度が落ちるとそれがアンモニアに変わります。
そのため常温で数日おいても腐敗しません。
冷蔵庫のない時代は内陸部における貴重なタンパク源でした。
広島県の北部では昔からワニ料理として食べられてきました。
ワニとは爬虫類のワニではなくサメの古称です。
因幡の白兎に出てくるワニもサメのことです。
最近は高タンパク低脂肪でサメが見直されてきています。
ただし乱獲も懸念されています。
サメは食物連鎖の頂点に立つ動物です。
個体数が激減すると海洋の生態系に大きな影響を与えます。
獲り過ぎないように気をつけなければなりません。