日本語のコロッケはフランス語のクロケットに由来します。
フランス料理のクロケットは俵型の小さな揚げ物のことです。
肉や魚や野菜などさまざまな具を使って作ります。
クロケットが日本に伝わりコロッケとして独自の進化を遂げました。
日本のコロッケは主にジャガイモだけで作られます。
俵型ではなく小判型をしています。
その方が揚げやすいのではないでしょうか。
挽き肉で作るものはコロッケと区別してメンチカツと呼びます。
コロッケと並ぶ人気のお惣菜です。
昔からお肉屋さんで作られるコロッケはひと味違ったおいしさがあります。
それは揚げ油にラードを使うからです。
ラードとは豚肉の脂身のことです。それ自体に深い味わいがあります。
ですからお肉屋さんの揚げたてコロッケはおいしいのです。
コロッケは一年中おいしくいただけます。
あまり季節を感じるお惣菜ではないかもしれません。
ちなみに5月6日はコロッケの日に定められています。
おそらく語呂合わせで決められたと思われます。
5月6日といえば楽しかったゴールデンウイークが終わり平日に戻る日です。
一年中で最も憂鬱な日とされています。
せめておいしいコロッケを食べて元気に一日を過ごしたいですね。