「100年先に伝えたい世界が愛する欧米料理1」は、次の11品を紹介しています。
イギリス料理
「サンドイッチ」
「ローストビーフ」
「フィッシュアンドチップス」
ドイツ料理
「ハンバーグ」
「ジャーマンポテト」
「タルタルステーキ」
「ザワークラウト」
「パエリア」
「チョリソー」
「ガスパチョ」
スイス料理
「チーズフォンデュ」
西洋料理を定義するのは簡単ではありません。狭義には、ヨーロッパ発祥の料理のことを意味しますが、一般には、ヨーロッパに源流を持つ料理がアメリカ大陸やユーラシア大陸に伝わり、そこで派生した料理全般のことを指します。ですからメキシコ料理もロシア料理も西洋料理に含まれることがあります。
さらに大雑把にいうと、アジアとアフリカ以外の地域の料理は全て西洋料理と呼ばれることさえあります。そうなると、西洋料理とはどのようなものなのか定義することが、ますます難しくなってしまいます。ひと言で特徴を述べることはできません。
西洋料理の中で最も多彩な料理を持つのは、フランス料理とイタリア料理です。単に料理の種類が多いだけでなく、料理方法も多様です。すでに「100年先に伝えたい世界が愛するフランス料理」と「100年先に伝えたい世界が愛するイタリア料理」で述べた通り、両国とも豊かな食材に恵まれ、料理に対する情熱が高く、美食を心から愛する国民性があります。
今回、「100年先に伝えたい世界が愛する欧米料理」を発表するに当たって、フランスとイタリアの二国を除いたヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、ユーラシア大陸の料理を紹介しました。何らかの共通点があるとすれば、世界で広く愛されているさまざまな国の料理は、同時に日本でも愛されているということではないでしょうか。