天下の大泥棒、石川五右衛門の十三代目という設定です。
居合の達人で、愛刀の「斬鉄剣」で何でも斬ってしまいます。
飛んで来る弾丸でさえ斬り落とすことができます。
「またつまらぬものを斬ってしまった」が口癖です。
信じられない動体視力と反射神経を持つ名人ですから、
名刀がよく似合います。
斬鉄剣は、その名の通り、鉄でさえ斬ることができる剣です。
フィクションかと思っていましたが、そうではありません。
実際に斬鉄剣という名の刀剣が存在するそうです。
名匠によって作られた極めて強度の高い刀です。
敵の甲冑ごとたたき斬ってしまうほどです。
かつて上杉謙信が愛用したことで知られています。
鉄砲を斬り落としたとも伝えられています。
五右エ門の斬鉄剣は隕石に含まれる金属から作られました。
フィクションではなく実在します。
流星刀と呼ばれています。
ただし、斬鉄剣にも斬れないものがあります。
それはコンニャクです。
なぜ斬れないのか理由は明らかではありません。
完全無欠ではなく、何か一つくらい弱点があった方が
アニメとしては面白いのかもしれません。
たとえばルパンが峰不二子に弱いように。
昔はコンニャクを作るときに草木の灰汁を使っていました。
今は水酸化カルシウムや炭酸ナトリウムを使っています。
それらが金属に反応することもあるかもしれませんが、
全く斬れなくなるようなことはありません。
ちなみに、コンニャクを料理するときに包丁を使わず、
手でちぎることがあります。
その方が表面積が大きくなり、味がよく滲みるからです。
もしかしたら五右エ門は料理の達人でもあり、
それを知っていたかもしれません。
つまり斬れないのではなく斬らないのではないでしょうか。
ちょっと考え過ぎでしょうか。