初夏はアユの季節です。
そろそろ解禁日を迎えます。
地域によって差はありますが、
5月から6月にかけて解禁されます。
釣り好きには待ちきれない季節です。
アユは清流に棲む魚です。
川底の藻類を食べています。
そのせいか、西瓜に似た香りがします。
そのため「香魚」と呼ばれています。
また、優美な姿から「清流の女王」とも呼ばれます。
その女王には申し訳ないのですが、
塩焼きが最高です。
アユは、「わた」に風味があります。
ですから、わたは取りません。
口から竹串を刺して丸ごと塩焼きにします。
そして熱々のところをかぶりつきます。
昔からアユの塩焼きには「タデ酢」が定番です。
タデの葉を擂って混ぜた合わせ酢です。
独特のタデの苦味があります。
まさに「タデ食う虫も好き好き」です。
アユのわたを塩辛にしたものを「うるか」といいます。
漢字では「潤香」と書きます。
うるかは苦味が特徴です。
しかし豊かな風味があります。
わた食う人も好き好きでしょうか。