タケノコ掘りは楽しいイベントです。
潮干狩りや山菜採りに並ぶ春の楽しみです。
しかし、なかなかの重労働です。
スキやクワやスコップなどの重装備が必要です。
中でも、地下足袋は欠かせません。
なぜでしょうか。
タケノコは成長が早い植物です。
一日に数十センチメートルも伸びることもあります。
すでに地上に出ているタケノコは育ち過ぎです。
硬くて食用には向いていません。
地表に先端が出るか出ないかのときが頃合です
しかし素人目にはわかりにくいものです。
そこで、地下足袋を履いて竹薮を歩くのです。
足の裏に出っ張りを感じたらそれがタケノコです。
地表の枯葉をかき分けて、タケノコの周りの土を掘ります。
タケノコを傷つけないように注意しなければなりません。
大きいものでは数十センチメートルも掘ります。
胴回りの茶色のつぶつぶが目安です。
そこから下は根が張っている部分です。
スコップを指し込んで切り取ります。
採れ立てのタケノコは風味も歯応えも抜群です。
重労働に値する味です。