木の葉丼は衣笠丼に似ています。
お揚げの代わりに、短冊に切った蒲鉾を使った丼です。
薩摩揚げや竹輪を使うこともあるそうです。
衣笠丼と同じように甘辛く煮て卵でとじてご飯に乗せます。
シイタケやタケノコが入ることもあります。
三つ葉を散らすところが木の葉丼のポイントです。
蒲鉾の紅白、卵の黄色、青ネギと三つ葉の緑が色鮮やかです。
まさに木の葉のように美しい丼です。
衣笠丼の発祥は京都ですが、木の葉丼の発祥はわかっていません。
しかし関西地方を中心に昔から親しまれてきた丼です。
木の葉丼の具をうどんに乗せても美味しそうですが、
木の葉うどんというのは聞いたことがありません。
しかし美味しいものを見逃さない関西の食通の人々の間では、
じつはもう木の葉うどんが一般的なのかもしれません。