中華料理は食材が豊富なことで知られています。
四本足ならば机と椅子以外何でも食べると昔はいわれてきました。
また二本足ならば人間以外何でも食べるともいわれてきました。
現代はさらに食材が増えています。
飛ぶものは飛行機とヘリコプター以外何でも食べるそうです。
泳ぐものは船を潜水艦以外何でも食べるそうです。
食材の数が多いということは組み合わせも多いということです。
様々な素材の組み合わせによって多様な料理が生まれます。
無尽蔵の可能性が中華料理の魅力です。
日本料理では素材の持ち味を生かすことを主眼に置きます。
食材を組み合わせることはあっても至って簡素です。
しかしそれは創作意欲が低いことを意味しません。
繊細な組み合わせの妙を追求する芸術的な料理なのです。
それが日本料理の魅力です。