これは寓話です。
むかしある国に猫が大好きな王妃がいました。
いつも可愛い猫たちに囲まれて幸せに暮らしていました。
あるとき隣国の王からおいしい木イチゴのジャムが届きました。
木イチゴのジャムは王妃の大好物です。
友好の証として隣国の王が贈ったものでした。
王妃は返礼にとても可愛い子猫を隣国に届けました。
しばらくして隣国の王から返礼の手紙がきました。
王妃はそれを読むと気を失ってしまいました。
その手紙にはこう書かれていました。
子猫をお贈りいただいてありがとうございます。
肉が柔らかくてとてもおいしくいただきました。
ごちそうさまでした。