綿菓子と綿あめは同じものです。
主に西日本で綿菓子、東日本で綿あめと呼ぶそうです。
よくお祭りの屋台で売られるので日本のお菓子と思われることがあります。
じつはアメリカ生まれです。19世紀の末に作られました。
英語ではコットン・キャンディーといいます。
日本語に訳すときに綿菓子と綿あめという二つの名前になったと考えられます。
フランス語でバルブ・ア・パパといいます。「お父さんのヒゲ」という意味です。
フランスらしいおしゃれなネーミングです。
綿菓子を作る仕組みは意外と簡単です。
綿菓子機の中心に円筒形の鍋があってザラメを加熱して融かします。
鍋の側面には小さな穴がいくつか開いています。
鍋は高速で回転するので融けたザラメが遠心力で小さな穴から出てきます。
外気に触れて冷やされたザラメが細い糸状に固まります。
それを割り箸で絡めとって綿菓子を作ります。
作るところを見るのも面白いのですが自分で作ると楽しいです。
最近は綿菓子を自作できるお店も増えてきました。
とても簡単なので誰がやってもまず失敗することはありません。
それをわかっていてもふんわり出来るとうれしくなります。
不思議なお菓子です。