シーザーサラダは、ロメインレタスを使ったサラダです。
ロメインとは「ローマの」という意味です。
ローマを経由してヨーロッパに広まったと考えられています。
ガーリックの効いたシーザードレッシングをかけて作ります。
そこにすりおろしたパルメザンチーズとクルトンをトッピングします。
一説にはジュリアス・シーザーが好んで食べたといわれています。
そのためシーザーの名がついたという説です。
しかしそれは事実ではありません。
古代ローマ時代にまだシーザーサラダはありませんでした。
最初にこのサラダを作ったのはシーザー・カーディーニ氏です。
ホテル兼レストランのオーナー・シェフです。
彼のレストランはメキシコのティフアナという町にありました。
アメリカとの国境に近いため多くのお客さんがアメリカからやってきました。
1924年のアメリカ独立記念日のことであったと伝えられています。
記念日を祝うお客さんでレストランはいっぱいになりました。
とうとう食材が尽きてロメインレタスぐらいしか残っていません。
彼はロメインレタスとシーザードレッシングをテーブル席まで持っていきました。
そしてお客さんの目の前で手際よくサラダを作って提供しました。
このパフォーマンスはお客さんにたいへん喜ばれました。
一夜にしてシーザーサラダは有名になりました。