マヨネーズはフランス語です。
その語源については二つの有力な説があります。
一つは地中海のスペイン領マヨルカ島に由来するという説です。
マヨルカ島で作られたのでマヨネーズという名がついたそうです。
マヨルカ島産のオリーブオイルを使った料理は知られていますが、
マヨネーズを使った名物料理というのはないようです。
もう一つはメノルカ島のマオンという町に由来するという説です。
地中海のメノルカ島がイギリスに支配されていた時代、
フランスのリシュリュー公爵が軍隊を率いてやってきました。
イギリスとの戦闘の合間に公爵はマオンの料理屋で食事を取りました。
そのとき食べたのがマヨネーズを使った料理だったそうです。
公爵はマヨネーズをたいへん気に入りました。
フランスに帰国してこの「マオンのソース」を紹介しました。
それがきっかけでマヨネーズが広まったということです。
マヨネーズを作るには、まず卵とヴィネガーと塩を混ぜます。
お好みで胡椒やマスタードを加えることもあります。
そこに食用油を少しずつ注ぎながらひたすら撹拌します。
クリーム状になったら出来上がりです。
マヨネーズには全卵を使うものと卵黄だけを使うものがあります。
全卵を使うとさっぱりした風味になります。
卵黄だけ使うとコクのある風味になります。
マヨネーズの酢と油が分離しないのは卵黄の乳化作用によるものです。
ただしよくかき混ぜないと分離することがあります。
電動のミキサーやブレンダーを使うと失敗しません。
新鮮な卵の手作りマヨネーズはとてもおいしいです。